Q緑内障の疑い | |
4,5年程前に娘がものもらいになった際眼圧が高いと言われました。 それから、定期検査は欠かさず視野検査も1年に一度受けてきました。 当初20から23くらいの眼圧だったのですが、ここ2年程は18から20で推移してました。また視野検査も異常なく過ごしていました。 でも先週の視野検査で右目に欠損があると言われてしまいました。そのときの眼圧も21と26でした。今月末もう一度検査をするのですが、ショックで落ち込んでます。今受験生なのでどうしても目を酷使してしまうのですが、何か関係はありますか? また、まだ若いのでこれからの事が不安でしょうがありません。 ちゃんと治療してれば、寿命まで目が見える事ができるでしょうか? 何か希望あるご回答がいただければ、少しは落ちつくのですが・・・ お忙しいのにも申し訳ないのですが、ぜひ教えてください。 |
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A | |
娘さんが緑内障の疑いがあると言われたとのことですね。親御さんとして非常に心配されたかと存じます。お話しをお伺いするに、今娘さんは18歳ということで非常にお若いですね。それまでも若干眼圧は高かったようですが、視野は異常なかったようですね。それで、先日の検査では少し異常がでてきた・・というわけですね。なるほど。それであれば、まずは余り心配されなくてもよいと思います。というのも、まだ薬による治療は全く開始していないわけですし、以前から定期的に検査をして視野経過も観察しているでしょから、少なくても急激に進行することはまずありません。たとえ、発症が若くてもキチンと根気強く治療していけば失明にまで至ることはまずありません。まずは、しっかりと病状の現状を正確に把握して、本当にもう緑内障になっているのか、治療は必要なのか、その程度の間隔で経過をみるのがよいのかを主治医の先生と良く相談されて親子共々納得されてくださいね。病気もキチンと理解できれば決して恐れるに足らずですよ。頑張ってくださいね。応援していますよ。 | |
Q視力低下 | |
①暗い中、本を読んでいると、よく眼が悪くなるような事を昔からよく言われてますが、実際、本当ですか?その経緯を教えてください。 ②また、そのことで低下した視力というのは元に戻るものですか? ③視力をアップさせる方法があれば教えてください。 よく遠くを見るようにすればいいというのは本当ですか? |
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A | |
人間は暗所に行くと、より多くの光を眼内にとり込もうとして、生理的に瞳孔は拡大します。一方、読書などの近業時には近見反射と言って、瞳孔は小さく収縮して物を読もうとします。ですから、暗所でにも関わらず読書などの近業をすると、拡がった瞳孔が無理やり縮瞳させられて小さい文字を読みますので、通常より多くの調節力を要することになり眼精疲労の原因となります。勿論、回復可能ですからこれでもって永続的に視力が低下することはありませんが、疲労の原因になりますので避けるべきでしょう。 視力をアップさせる方法は特にありません、視力回復センターなどと銘打っているもののあるようですが、錯視現象を利用したものやピンホール視力を応用したものもあるようで、根本的に視力を改善するものではなさそうです。やはり必要になれば眼鏡装用となりますね |
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Q 視野検査結果について | |
ゴールドマン視野計の中心視野の検査表のコピーを持っていますが、 中心視野の測定のI/2の視標が外から何番目の円かそれともいちばん内側の円かわかりません。 あと欠損率95%以上と両眼の視野が5度以内はイコールですか、緑内障で視野欠損で障害手帳3級をもっています。 2級申請ができるかタイミングをはかっているところです。3級申請時は欠損率は91.3%でした。右 90% 左 97.1% 周辺視野は1/2以下です。さらに視野欠損の進行が進んで、そろそろ2級が取得できるかどうかの状況です。 手術は何十回していて、点眼、服用もしています。30歳です。 現在、眼圧は安定しているが視野狭窄は進行している状況です。主治医から現代医療では現状、眼圧を安定さすしかないと通告されてしまいました。 将来、全盲になるか不安です。 医師に何回も診断書を書いてもらうのは今後も通院するため、しつこく聞けない状況です。医師は治療はしていただけますが、障害手帳・障害年金などの知識はあまりないように思います。 大きい病院で診察する医師と診断書を書く医師が違い、詳しく説明することが困難です。 |
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A | |
30歳で緑内障で非常にご苦労されておられる状況良くわかりました。本当に大変ですが、まだまだお若いですし是非、少しでも希望をもたれてチャレンジしてみてくださいね。 さて、御質問の件ですが、恐らくおっしゃられているのは「身体(視覚)障害者等級」に関する内容かと思いますが、生憎小生は障害等級認定医ではございません。認定医は多くは病院の部長クラスの医師かそれに準じる医師が多いかと思います。内容的に、不確実の部分もございますのでお答えするのは遠慮させてくださいませ。もし、万一誤った情報をお知らせしてもいけないので。悪しからずご了承くださいませ。また、診てもらう医師だからこそ、いろいろ聞いていいのだと思いますよ。ネット情報などではなく、キチンとあなたを見てもらっている医師が正確に答えたほうが、より正確だと思いますからね。心配せず、勇気を出して聞いてみてくださいね。 |
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Q 緑内障について | |
子供が外傷で眼圧上昇してルミガン点眼液がでました。 ①インターネットで緑内障調べると、緑内障には開放性とか閉塞性とかありますが、外傷性 で起こる緑内障は閉塞性ですか? ②一般的に緑内障にダメとある薬は使えるものですか? ③外傷による緑内障の予後はいかがなものでしょうか? ずっと点眼液が必要になる可能性はありますか? |
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A | |
子供さんがけががもとで眼圧が上がったのですね・・・確かに不安なお気持ちよくわかります。 さて、 ケガで起こる緑内障は全てのパターンが考えられますが、一般的には開放型が多いような印象はあります。詳細は主治医の先生に確認してみましょう。 閉塞型ではなく、開放隅角型であればステロイド薬以外併用に気をつける薬剤はないのですが・・・閉塞がどうかは実際見てもらっている先生に確認しましょう。 ケガというのは、それころスリキズ程度のものから、失明の危険もあるようなものまで、その程度によって予後は全く異なってきます。持ちろん、場合によっては緑内障点眼薬を使い続ける可能性もあるかもしれませんね。ケガの程度が全くわかないので、ちょっとここでは断定できかねますね。一度、今後の予後についても主治医にお尋ねになってはいかがでしょうか。そのほうが、確実でしょうね。 |
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Q点眼液 | |
ふと思った疑問ですが、子供が目やにでクラビット点眼液をもらいましたが、私も以前、目やにでクラビット点眼液をもらいました。 大人と子供で症状同じで使う薬も同じなのに疑問です。 何故でしょうか? 子供と大人の目に違いはないのでしょうか? |
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A | |
クラビットは広域抗生物質の点眼薬であり、結膜炎をはじめ非常に多岐の眼疾患にも有用性の高い目薬で、臨床でもよく用いられています。目薬の場合、同じ症状であれば、大人と子供が同じ目薬を使うこともあります。内服の場合は、子供さんは体重あたりに換算しなければなりませんし、苦い薬は飲めませんから、大人とは異なる場合が多いのですが、目薬はおのおの1回キチンと点眼できれば効果はでますし、点しすぎるとあふれ出るだけですから、内服のときのように大人と子供とで必ずしも処方が異なることはないのです | |
Qステロイドと眼圧 | |
私の母(59歳)のことなのですが、起床時に目がひっつくような感じがすると以前から 言っていて、近くの眼科に受診しておりました。 2010年9月頃からデキサメタゾン0.05%点眼薬ともう1本クから始まる名前の点眼薬とティアバランスという点眼薬、全部で3本をさしていました。 (クから始まる点眼薬は何かと何かを混ぜてつくっていたそうです) 2010年11月の中旬にもよくならない為、同じ薬をもらい、点眼し続けておりました。 2010年1月6日、薬がなくなりましたが、よくならないため、今までと違う眼科に受診したのですが、眼圧が高いと言われ(24と25)、9日間後に再検査を行いましたが、確か両目とも23と言われたそうです。 デキサメタゾンやクから始まる点眼薬の副作用から眼圧が上がったようです。 その後、自宅ではあまり目薬をささずにいましたが、目の充血もなく、目の奥の痛みもなくなりました。時折、左目の充血と疲労感がありますが、ティアバランスをさすとだいぶと改善されます。 2010年2月12日に受診し、眼圧、眼底検査を行い、まだ下がっていないとのことでした。 眼底には飛蚊症があると言われましたが以前からあり、多くなったら来なさいといわれていて、今回の眼圧とは関係のないようです。 次回は3ヶ月後といわれています。 症状、受診内容は上記の内容ですが、このまま経過観察でよいのでしょうか? また、原因薬の中止をして1ヶ月以上経ちますが、眼圧は下がらないのでしょうか? 眼圧を下げる点眼薬などはまだ必要ないのでしょうか? 視野検査の必要性はないのでしょうか? 1つ目の眼科にもこのような状態であることを相談に行った方がいいのでしょうか? |
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A | |
昨年秋からデキサメサゾンの点眼とあと2本さされていたのですね。クから始まるのは恐らく抗生物質の点眼薬かと思われます。が、今年の1月に別の眼科に行ったところ眼圧が高いと言われたのですね。今、点眼している3種類の中で眼圧上昇を生じうる目薬としてはデキサメサゾンの点眼が疑わしいですね。 ここで、まず確認しておかなければならないのは、この治療を受ける前は眼圧が高くなかったのか?少なくても前医では眼圧のことはコメントがなかったようですが、もしかしたら23、24程度の眼圧上昇はあったのかもしれませんが、特に問題ないと考え伝えていなかっただけなのか、あるいは治療後に眼圧が本当に上昇してきたのかを確認する必要がありますね。 現在はもう症状は改善しているようなので、ティアバランスの点眼で良いようですね。ただ、文面を拝読するに次回は3カ月後で良いと指示されていることからも、恐らく眼圧は多少高いようですが、視神経にまでは障害は及んでおらず緑内障の疑いなどもないのではないでしょうか。ですので、恐らくはこのまま眼圧チェックのみ定期的に診てもらって、特に緑内障の変化がでていないようでしたらこのまま経過観察の身で良いのでは・・・と思います。ただ、おっしゃる通り、視野検査やその他の検査の必要性については実際に診てからでないとその重要度は分かりかねますので、一度その先生にでも再度ご確認なさってはいかがでしょうか。 |
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Q閉塞性緑内障 | |
母が眼科で緑内障の診断をうけまして、キサラタン点眼液を使っています。 そこで、緑内障について自分でも調べてみましたが、すっきりしませんので、どうぞお教えください。 ①慢性閉塞性緑内障は薬物治療もするようですが、使っている点眼薬から慢性閉塞性緑内障と判断はできますか? よく使う点眼液はなんでしょうか? ②逆にこれは絶対に慢性閉塞性緑内障に使わないというか効果がないというものがあれば教 えてください。 ③安定剤や眠り薬が閉塞性に使ってはいけない事になっていますが、これは眼科で眼圧を下げる点眼液と使っていたとしても、それをも上まって眼圧があがるということですか? ④糖尿によっておこる新生血管緑内障ははじめ開放性の症状で、次第に閉塞性に移行するいうのは本当ですか? |
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A | |
キサラタン点眼は「閉塞―」でも「開放-」でもよく使用される目薬ですので、これだけでは慢性閉塞隅角緑内障とは診断できません。 特に禁忌となるものはありませんが、しいて言えば、ピバレフリン点眼くらいでしょうか。これは散瞳作用があるので閉塞型では使いませんので。 これは、②にも関係してきますが安定剤や眠剤などの抗コリン作用を有する目薬は散瞳作用により隅角が閉塞し、房水の流出抵抗が上昇し、眼圧が上昇することがあるのです。 典型的にはご指摘のごとくで、最初は開放隅角期といって隅角が開いている時期があり、さらに血管増殖が旺盛になれば虹彩根部が持ち上げられ閉塞隅角に移行していくのです。 |
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